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BOX 袴田事件 命とは (公式HP

◆監督
高橋伴明

◆出演
萩原聖人、新井浩文、葉月里緒奈、村野武範、保阪尚希、
ダンカン、須賀貴匡、中村優子、雛形あきこ、浜田晃、
大杉漣、國村隼、岸部一徳、塩見三省、石橋凌、鈴木史朗(声のみ)



【物語】
袴田事件』について


【感想】
遠慮なくネタバレ

キャスティングだけで私、酸欠。
こゆい、大好き、こんな贅沢な布陣、たまりません。

鑑賞前は萩原君しか出る俳優さんを知らなくて、物語が始まって場面が変わるたびに、え?え?ええええええ!?な状態で、映画のテーマとはかけはなれた所で、もっそい観て良かったと感動してしまいました。
というわけなので、感想は色々と突拍子ないです。
いつものこと。

そういう映画ではないのに、無駄にテンションが上がってしまいます(私だけ)。
だって、あの俳優さんがドッキリのごとく登場するからさぁ、心の準備ってものが必要なのです。




映画の感想

実際に起きた事件の名称は知っていますが、詳細に付いては???な状態。
冤罪と言われている事件が多いと言うか、ごっちゃになっているのです。

その事件(一家4人の強盗殺人及び放火)のシーンですが、真夜中に行われたというのに10代の娘さんと息子さんがそれぞれ制服姿だったのは何故なのかという謎は解き明かされずに終わったのですが、多分そこは主題からはかけ離れた、むしろ触れる必要もないところなのでしょうがどうしても気になったのでした。

問題の、取調べのシーンですが、安浦刑事をここに呼んでこい!!と思わず言いたくなるような理不尽極まりないものでした。え、拷問を昭和40年代にもやっていたのですかと。

一人が容疑者と対面に座って「カツ丼喰うか?」とやって、部屋の隅ではもう一人が筆記をしているイメージなのに、最後の方では大人数で狭い取調室に入って袴田氏を取り囲んで、やっぱり一人が尋問をしている場面で、今度は「他に仕事はないのか!!」と思いました。え、だって、かかりっきりですよ。

容疑者決定が、血痕がぽちっとついたパジャマ一つ。後は自白させることに夢中で、他の事をなんにもしていないというわけですな。足で稼ぐ事をしていませぬ。誰かここに和久さん呼んできて!!
そして1日10時間以上(休憩有っぽい)の取調べで、殴る蹴るトイレ禁止根性焼きをして、留置所では隣室の男がやかましくて寝不足。
さらに、よおわからぬのですが、検察側の人(?)になった段階で、あからさまな顔の怪我について、自分で壁をぶつけたって刑事さんがそんなことを言ってはいけませぬでしょうというか、どこの虐待親の言い訳だよ。


ということがあって(割愛しまくり)、裁判が始まって三人の裁判官の一人に萩原聖人(役名忘れた)。
萩原君が、いろいろと不思議に思う事を聞いても誰も知らん顔でとっとと進めてとっとと判決出したい雰囲気で、最終的に多数決。
えっ、司法試験を合格したハイパー頭のいい方々が、そんな方法で死刑を決めてよいのですかと。
一回死刑判決を出した後は、色々と矛盾点を指摘しても棄却の嵐で、袴田氏は未だ死刑囚として収監されているということでした。

最後、テロップで現在の状況が簡潔に説明されていましたが、外にいた年数よりも長く収容されて、今も無罪を訴えているとのことでした。もう70過ぎの御方です。
今の状況は存じ上げませんが、当時の刑事さんも高齢の方々だろうけど、誰も何も言わないのかなと。
日記くらいつけてそうなのに。

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それはそうと、死刑囚を演じていた人ですが、表情がないのといい、横暴な取調べでぐったりしているのといい、あまり動きはないのに見ているこっちがつらくなるくらいの悲愴感でした。
「休暇」の西島秀俊もすごかったですが、この人も凄かったです。

最初はふつうに、多分ぶっきらぼうな地のままで警察相手にしていたのに、睡眠不足・暴力・暴言で心を壊されていくさまを見せつけられて、「極限状態に置かれると、その先が死に繋がっていたとしても『今』が楽になる道を選んでしまう」という言葉どおりのことが起きていて、この自白だけで物事が進んでいく様子はとても怖かったです。
そして、密室の出来事だから何をしても大丈夫という気持ちもとても怖いと思いました。

怖いのは、「自分達は間違ったことをしていない」という気持ちを人間が持ってしまうことなのかなと。
それが、人の生死を決める問題であれば余計に。だから萩原君が八つ当たりしたり悩んで悩んで悩んでしまうのは気にならないのですが、気にもせずにいられる人たちは怖いです。




◆主題からとてもはかけ離れた映画の感想

冒頭、二人の人間(後の容疑者と裁判官)が生まれてから成長する過程のなかで、ニュースのナレーションが入るのですが、その声の懐かしいこと懐かしいこと、絶対に鈴木さんだ!と確固たる信念をもってエンドロールに臨んだら大当たりでとても嬉しかったです。

そこを皮切りに次から次へと素敵な俳優さんが登場して(塩見三省さん、『悪人』では刑事をなさって、今度は弁護士さんで)、ラスト間近、心理学のお先生を訪ねる萩原君がドアをノックした後の返事の声で確信したのですが、その御方が岸部一徳さんで、シリアスなのにもっそい和んだ自分がいました。
なにこのかゆいところに手が届くような無駄のない配役は。

無駄がないといえば、死刑囚として収監された袴田氏は、毎日刑務官の足音を聞かざるをえなくなるのですが、或る日死刑執行命令の出た死刑囚が廊下に出てお辞儀をし…て……ここでもええええええええ!!??となったのは、國村隼さんだったから。

おまけに検察官が大杉漣さんで、こえええ、こええよ大杉さんとなるし、でもやっぱり岸部さんのインパクトが一番かもしれない。

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いいなと思う映画を観られるのはとても嬉しいと再認識した映画でありました。
だからそれ主題と全然違うから。

テンション上がったまま文字打ちしたので、本当に、もっとこう、もっと問題意識を持てよ、と自分に言いたい。

帰宅後に、wikiなどを見ていたら、現実問題として怖くなりました。
身近だなと思ったのは(殺人を身近だとは思いたくない)、高知の白バイ事件。

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やっぱり140文字でつぶやくには無理があったです。

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テーマ:邦画
ジャンル:映画
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