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縞模様のパジャマの少年

□監督:
 マーク・ハーマン
□出演:
エイザ・バターフィールド、ジャック・スキャンロン、デヴィッド・シューリス、
ヴェラ・ファーミガ、デヴィット・ヘイマン、他

……久しぶりに救いようがない映画を観ました。
そして、やりきれなさがストレスに変わらない
映画というのも珍しい。

そんな映画。

なんだろう。みんな観て絶望したらいいのにと思います。

涙も流れなかったです。あまりの出来事に。

【物語】

父親(ドイツの軍人、中間管理職くらい?)の転勤で田舎に引っ越すことになったブルーノ少年は、森に隔たれた農場を見つけて探検に行く。
そこで出会ったのは、パジャマを着た同じ年の少年だった。

以下、感想文。ネタバレしてます。
【感想】

『歴史』というカテゴリの中で、
何十年か前にある国の某独裁者が、ある人種を虐殺したということを知っているから、ドイツ人軍人の子ども(8歳)が、収容所に入れられている男の子(8歳)にいろいろと聴いてくるのが不思議なのだけれど、今を生きる子どもにとっては素直に不思議なことだったのだろうなと。

子ども相手に人種が違うからと怒鳴る大人は本当に大人げがないなぁとか、お母様、そこで「ありがとう」が出てきて良かったです、とか、色々思いました。
あとお姉ちゃん、大人に影響されすぎ!でも、弟思いのお姉さんのままでした。

ラストシーン。

脱獄の逆バージョンからストーリーが一気に動き出し、なんでばれないんだという緊張感が消えて助けられるか・助けられないかというギリギリのところにやってきたとき、「セントアンナ」のような奇跡は起きませんでした。

絶望のみで終わったラストシーン、
お父さんの転勤が悲劇に変わった瞬間。

仕事をしているときは冷酷非道だけど、家に帰ったら不器用ななりにも一応家族を思う父親が軍服を着て走る姿をみながら、なんともいえない思いになりました。

助かって欲しいと思う反面、あぁ無理だろうなと。

ということで、久々の絶望感たっぷり、やりきれないながらも素晴らしい映画でした。

子ども達のつないだ手が印象的でした。


―――――――――――――――――――――――――――――――

以下、本編の主題とはどこまでも関係ない感想文。

第二次世界大戦をベェスにした映画については、
悪い軍人が男前なときがあってとても困ることがあります。
今回も、ひどい軍人パパは男前の役者でした。
雨の中、ずぶぬれの軍服が似合うこと似合うこと。

ブルーノ少年が大人の目をかすめて、友だちになったユダヤの少年に
お菓子などを差し入れているのですが…
そのもらったお菓子を必死に詰め込む男の子の姿に対して最後まで疑問が
残りました。
喉かわくとおもうのですが。
だって、ゼリーとかじゃなくて、なんか粉系のお菓子だったのですから。

上司(上官)の家に招待されて食事って、民間企業・軍人ともに
堅苦しくってやってられないんじゃないかなぁという
いたたまれないシーンがありました。

そして、上官の娘といい感じになりながら、
「12歳」と分かって引いたコトラー中尉(ルパート・フレンド)が
いろいろと不憫でした。
前線送りの理由はお父さんが亡命したからで、
娘に気にいられたからじゃないですよね。
ブルーノ少年と別れるとき、黒コートを着るんじゃないとつくづく思いました。

↓さらにどうでもいい話。

パヴェルというユダヤ人のお医者さん(見た目けっこうおじいさん)が登場して、
この役をしている人がデヴィッド・ヘイマン(1950年生まれ・59歳!)で
さっきyahoo!映画でこの人を観たら……年が全然違う。
ということで、ほんとに同一人物?というくらいになんだか
絶対に従順じゃないよという写真でした。
役者ってすごいなぁ。


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テーマ:映画感想
ジャンル:映画
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