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愛を読むひと

原作/ベルンハルト・シュリンク『朗読者』

監督/スティーブン・ダルドリー
出演/ケイト・ウィンスレット、レイフ・ファインズ、他


劇場内が明るくなるまでいい映画でした。

原作を数年前に読んでいますが、
覚えているのは年が離れすぎた男女の恋にWW2の黒い影があって、
推理力が働かずに主人公と一緒に真実に気づいた己の観察力のなさくらい。

■物語
戦後、西ドイツ・ベルリン。
調子が悪くてけろけろしていた少年(15歳)を
通りすがりの女性が介抱してくれ、関係が始まる。
逆だったらおまわりさんがかけつけていたと思う。

彼女が彼に望んだのは、本を朗読すること。

猩紅熱って…ベスがかかった病気ですよね。若草の。

以下、真面目に感想文。ネタバレ遠慮なく


原作読んだときから、その年の差にばっかり注目して大丈夫なのかと思い、
まだ小説は文字だからどうにかなるけれど、映像、ケイト・ウィンスレットは
美しいけれど、坊やは坊やで……とてもきれいな顔立ちの青年でした。
年をおうごとに、お洋服が落ち着いてきてよかったです。

裁判では、ハンナ一人が糾弾され、
最後は自分自身が守り通してきた秘密のために
不名誉を選んだ彼女がどうしてもやりきれず、
今自分が当たり前のようにしている読み書き(言語は違いますが)に
不自由していることが人生を左右してしまい、さらに時代が時代だっただけに
そら恐ろしい結果になったこともまた悔しくなりました。

そしてハンナが尋ねた「あなただったらどうしますか?」という至極単純で
答えられない質問にも、自分だったらどうするんだろうかと。

刑務所の中でハンナが、差し入れのテープを聴きながら
文字を追うシーンがとても印象的で、
言葉を覚えるのにこれほどまでに必死になったことがあったかと
思い返してしまう。

そして、彼女からの短い手紙にやられました。

言葉をかわさず、ただ物語をおくり続けていくだけの
関係がしずかすぎてやりきれなかったです。


*余談

マイケルがニュー・ヨークへある人物を訪ねたとき、
その女性は年を経て老いていたけれど充分というか
なにその美しい姿勢はと、惚れ惚れしてしまいました。


*家に帰って原作読み直し

あんなシーンあったけ、と確認でしたが、
ちゃんとあって、ちゃんと読んでいなかったのか
忘れていたのか、どっちだろう。

原作を本棚から引っ張り出した最大の理由は、
上映中ずっと「マイケル」という名前に違和感を覚えていたからです。

「ミヒャエル」でした。

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テーマ:映画感想
ジャンル:映画
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