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神曲 -地獄篇-

ダンテ・アリギエーリ・著
平川祐弘・訳
(河出文庫)

たまにはファンタジーでも読んでみようかと手に取ったのがコレ。
聖書の知識と当時のイタリアの社会面並みの知識が必要でした。

そりゃあダンテ(書いた人)だって、
数百年後の極東に住む、聖書も読まない人間のためには
書くわけないだろう。

当時の、文字が読めて聖書を知っていて、
尚且つイタリアの社会情勢を知っていて当然、な気持ちだと勝手に想像。

知人みたいに名前を次から次に出してくるけど、
VIP並みの有名人から、地方欄に載る程度の有名人を出していて、
そんな人たちが地獄ですったもんだされているのですが、
有名どころはいいとして、後世までは知名度持ちませんでした系の人が
なにをしたのか分からずに、無駄な好奇心が刺激されてさぁ大変。

■物語(勝手に解釈)
ある日ダンテさん(登場人物、「私」)は、
ウェルギリウス先生(双方の生存期間にだぶりはナシ)の
案内で24時間地獄めぐりをスタートさせました。

関係ないですが、別府の『地獄蒸し焼きプリン』は美味しかったです。

以下、感想文
物事は深く考えず、書いてある通りを読んでいます。



面白いんだか、面白くないんだか。

地獄にきているのに、ダンテさんはぜんぜん危機に陥るどころか
なんかものすごく好奇心旺盛に観察してます。
先生の案内で、色んな所で旧知や昔の有名人が大変な目に遭っているのを
目の当たりにするけど、意外と元気そうなダンテ。

地獄は、五感のどこをとっても不愉快な所のようですが、
地獄に落とされた人は喋るし、
ダンテも平気で聴くし、語るし、髪の毛引きちぎるし、
氷地獄では人の頭を蹴飛ばしてます(暗いから仕方ない)。
しかも、読んでいる人間に喧嘩売ってます(第三十四歌)。

ついでに、地獄に落とされている人たちも元気によく喋ります。

例)灼熱地獄に落とされた人がダンテに向けた言葉

「―――差し支えなければ立ち止まって私と話をしていってくれ。
私のほうはかまわぬ。烈火に灼かれてはいるが。(以下略)」
(第二十七歌)

かまえよと思うのですが、このあと先生が、
肘で私(ダンテさん)の脇をつついて
なにか言うのですが、なにこのいちゃつきっぷりは、ここ地獄ですよ。



地獄で出会うまで双方面識がなかったはずなのに、
最初から打ち解けていて、ナビの先生はとても親切で面倒見が
よい人でした。
その後は、こいつら付き合えばいいじゃないかという具合に、
やたら親密でした。

時折、ダンテさんとナビの先生とのやりとりは、
読んでいるこっちが恥ずかしくなりそうでした。

ということで、『地獄篇』読了。
『煉獄』と『天国』が残ってます。未購入。

訳者の平川祐弘の名前をどこかで見たことあると思ったら、
小泉八雲のエッセイを翻訳してました。

*気になるとこと
「フォカッチャ」という単語が登場し(第三十二歌)、
どうしてもパンの名前にしか思えないのですが、
あだ名にもなるらしい。

フォカッチャサンド、好きです。

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テーマ:読んだ本。
ジャンル:本・雑誌
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