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とんび

重松清/角川書店

読了。

“泣ける”と評判の小説については、
「そんなことあるわけがない」とついついヒネた思いを持つのですが、
やられました。

【物語】
父一人・子一人の日々を送ることになった一組の親子の物語。

とんびとんび
(2008/10/31)
重松 清

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以下、感想文。ネタバレ

やさしい人達に囲まれて成長する息子と、
息子の成長を願い、ときに戸惑い、
でも「完璧な親」たろうとはしないけれど生きている父親。

とりあえず、主人公の回りはいい人です。
個人的にいやなイメージを与える人もいますが、通りすがりのような感じです。


・一途な父親と、できの良い息子
・父子に理解のある人びと

人情物はひとつ間違えたら陳腐になりそうなのに、
そんなことはないです。

しかも極めつけは、

・明治生まれの矍鑠(カクシャク、と打って変換)としたおじいちゃん

これでツボに入らなかったらどこでツボにはいれというのだ。

何より、実直な主人公“やっさん”がたまらん。

不器用でもいい、一所懸命働いて、子育てをして、酒を飲んで、悩んで、酒を飲んで。
日々の暮らしの中で自分なりの幸せや、人生観をもつ姿が素敵でした。

とかいいつつ、和尚さん(明治生まれ)が一番のツボ。
孫みたいなアキラくんに、お母さんがいないことがどういうことか
寒い場所に連れていって教えてあげたり、大きくなったときには…くっ。

ミステリーじゃないのに、結末に近づいたシーンでページをめくりかえす。
20年以上前に登場した課長さんの名前を今更出されても困ります。

帯に「とんびが鷹を生んだ」とあるので、どこまでいけてない父親と
できすぎた息子なんだと想像していました。

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ジャンル:本・雑誌
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