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羆嵐

吉村昭・著/新潮文庫

読了。さっきまで、タイトルを「熊嵐」だと信じていました。

「天塩」は「てしお」と読む。

動機
yahoo!ニュースで熊に遭ったといに死んだふりをするのは有効か否か、
という記事を読み、そのなかに大正時代に北海道で起きた熊事件を知る。

それをwikiでみると、事件をベースにしたこの作品が紹介されていたわけです。

薄くてよかった・・・。

■物語
大正時代、北海道の開拓したばかりの村に羆出現、
6名(胎児含めて7名)殺害される。

■感想

読めない漢字があり、読めなくても進行上障りがないと判断した頃、
いきなりルビがふられる。
ええー、だったら最初っからふっててよ!
「鉞」という字。読めませんでした。
「氷橋」は読めました。金田一少年のおかげです。

物語とはとんと関係ないです。

以下、物語の感想文。


読むだけで寒そう。
極寒の地に、なんでそんな粗末な家で冬を越せるのか、
そこが不思議。

最初の家で人が喰われ、次にまた犠牲者が出て、
逃げるしかない人間のなんとか弱きことか。

最終的に、熊はしとめられるのだけど、
それを仕留めた猟師は人びとの嫌われ者。

熊 v.s. 人間

の図式はとにもかくにも、銃を持っていても無力なことはよく分かりました。

3人寄れば文殊の知恵というけれど、
はじめから知識がない人間ばかりが集まっても
役に立たないんだなと。

大自然の前では人は後からやってきた者であり、
拒まれてしまっては手も足も出ない。

間借りしていること、畏れる気持ちを忘れてはいけません。

そして、いちばん響いたのは、羆を仕留めた銀四郎なる人物の最期の下りです。

人食い熊やマタギときくと、「流れ星 銀」を思い出します。

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テーマ:読んだ本。
ジャンル:本・雑誌
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