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しゃぼん玉

乃南アサ/新潮文庫


『あまりにも貧しい魂が
あまりにも美しい魂に
出会うとき、
  奇跡は起きる―――――』


という帯につかれてお買い上げ。
即日読了。
どの本もかように読んでいったら、未読タワーなぞ作られないのですよ。

物語は、通り魔をした男(20代前半)が、
逃避行の果て辿り着いた寒村で過ごす日々。

以下、感想文。

……まずは。
1185年の壇ノ浦合戦を覚えている男が、
なんで宮城県宮崎県を四国と間違えるか。
そこから入る。

周囲のおとなたちとの接し方に戸惑う男の子に可愛いじゃないかと
ほほえましく思う一方で、
プロローグでしでかした事を思うと、どうも感情移入できないのが辛かった。
本当はもっと生暖かい目で読んでいたいのに。

それでも、優しい人達との触れ合いで、自分の行いについて考え、
悩む姿はよいなと。

子どもの頃、両親から与えられなかった優しい言葉などを
10数年後にやっと赤の他人からもらえて良かったね。
人の優しさで、眠っていた良心が起きてしまった、そんな感じ。

ときどき、ちょっとヤバイよ、そろそろブッちぎれるんじゃないかと
はらはらしたけれど、最後は…。
帯の最後の行には騙されたけど「涙涙涙の傑作心理サスペンス」
たのしく読めました。

舞台は宮城県宮崎県だけど、某知事とか、地鶏とかは出てこなかったな、そういえば。

→思った事。以下反転(大変なネタバレ
サスペンスで乃南アサで…ということで、
実は翔人(主人公)が冒頭で襲った女性が、
実は落ち延びた先で出会った老婆の孫娘で、
かシシ肉とかシカ肉とか出てくるから、
猟銃やナタを使ったスリラーなことを考えてしまってすみません。
私がいちばん人を疑っていました。


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