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ブラックブック

監督/ポール・ヴァーホーヴェン
出演/カリス・ファン・ハウテン、トム・ホフマン、セバスチャン・コッホ、デレク・デ・リント、
     ハリナ・ライン、ワルデマー・コブス、他

史実をベースにした話は、楽しめるか寝るかと大別されるので
劇場でチケットを購入する瞬間まで悩みます。

で、今回の映画。
監督をウォルフガング・ペーターゼンと混同していました。すんません。

見ごたえのある映画で、
いつもより真面目な感想と、いつも通りの感想と、いつも通りのおばかな感想が
脳内で錯綜しています。

ハリウッドの見目の良い俳優が集っているわけでもないですが、
このような映画にもやはり鑑賞に耐えうると言うより
鑑賞するに相応しい役者がたくさん登場するので
それだけでも大変おいしい映画だとおもいます。
つまりはとても素敵な役者さんが目白押しで
先日観た「バッテリー」とは違う意味でごちそうさまでしたと。

【物語】
オランダに住むユダヤ人ラヘルは、家族とともに南へ闘争途中にドイツ軍の虐殺に遭い、
ただ一人生き残る。

とりあえず、軍人に黒いコートを支給するのは世界規模で中止して欲しいと
切に願ってしまう話です。(黒のロングコートは2割増しです)

以下、無駄に長い感想。ネタバレ注意報発令。
何割かは映画の感想でもなんでもないです。
まずは、主人公のカリス・ファン・ハウデンがめっさキレイ!

指定が入っている映画だけあってきわどいシーンが多々ありましたが、
いちばんはトイレのシーン。
エッチィというより、なんだろう、彼の役者魂に乾杯!!

「ワイルド シングス」のケヴィン・ベーコンと
「フル・モンティ」以来の衝撃(或いは笑撃)を受けました。
しかも一瞬じゃないし。
しかも上記2作品はらぶ役者だったから嬉しかったけど、
今回は越後屋も真っ青の悪徳軍人だったし。

あれがOKなのは嵐を呼ぶ幼稚園児だけにして下さい。
気になる人は映画館へGO 或いはDVDで。

って、あれだけ重苦しいテーマの映画の最初の感想が
こんなのを挙げる自分に反省。

ドイツ降伏後、ナチスに荷担していた人達が
リンチに遭うのですが…。

人間、敗者から勝者にまわると、
それまで自分たちがされていたことを相手に仕返ししても、
それは正しいことなんだという自信がつくのかな。

笑いながら無抵抗の人間を虐げている段階で、
死者にたいする復讐より自分たちのガス抜きにしかみえない。

明るい所で快哉を上げたり、更なる悲しみに沈んだりする中で、
なんだってそんな陰気な事をするんだと思うし、
よくもまあそんな酷い事が思いつくものだと
人間の無駄な想像力に呆れてしまう。

要するに、戦後にはいってからあのなんですか、あれ、いやな感じの
シーンがあって、あれはもう私の口から語るのもおぞましいです。
作り物と分かっていても、うえっとなりました。

あんなことを本当にやっている人間がいたとしたら、
復讐どころの話というより、
そこまで品性下劣な事まで出来るんだなと
無駄に感心もしません!

本当の裏切り者を捕らえるシーンですが、
ホラーだったらどうにかして脱出して
また襲い掛かるんだろうなと無駄に怖がっていた自分がイヤ。
史実を基にしたフィクションですが、ナチスとレジスタンスとユダヤ、
一体誰が裏切り者なのかというのですが、その変は気にしない!
あやしい人が怪しいのですから。
と思って、コイツはホラー映画だったら即消えるのに、
と目星をつけていた人は本当にいい人だった。ごめん。

息子を失ったレジスタンスのまとめ役(?)のおじさまがまたまた素敵…。
戦後生き残り、惨殺され、埋葬された息子を探し当てるのですが、
そこで土の中から見つけた時、「ドイツ人には触れて欲しくない」とぼそりと
呟くところがまたなんとも哀しい。

主人公ラヘル(偽名・エリス)に関して1行しか感想が無いわけではないです。
仇と分かっていながら心を寄せてしまうのに、
そこに対する葛藤は余り無く…
きっと見えないシーンで葛藤をしていたのだと自分に言い聞かせ、
ナチス将校のムンツェ役のセバスチャン・コッホが
格好良すぎてそっちばかりに目が行っていました。

この人、軍人するときに黒コート着用は禁止!微笑みも禁止!
パンフ観たら、エーリッヒ・ケストナーの「飛ぶ教室」で禁煙さんを演じていたって。
映画を観ていないですけど、小説に登場する学校関係者は
格好いい人がいっぱいだったので見逃した事にショック。
他になにか出ていないかなぁと観ていたら…
「トンネル」('00)
観ているけど…観ているけど…号泣したことしか覚えていない。
こんな時に、己の記憶力の悪さを呪います。
今度はまたまた冷戦時を描いた「善き人のためのソナタ」
登場するとの事で、俄然、観に行く気になりました。

ラストシーンは数年後、イスラエルに戻った主人公が帰る場所。
ナチスからの迫害からは解放されても、
問題はまだ山積みなんだなというのを象徴していたと思います。
そして何故か手塚治虫の『アドルフに告ぐ』のラストシーンを思い出しました。

そして、おばかな感想。今までも充分おばかですが。

映画というのは夢物語ばかりではなく、
私たちに実践的なことを教えてくれるもんだなと改めて実感いたしました。

今回、
インスリンを大量に打たれた場合はチョコをかじればよいという知識を得ました。
そして、劇場を出るときにカカオ87%のチョコをいただけました。

で、それは本当なのかな。
試す気はさらさらないですが、
このエピソードに関してはかなりお間抜けだとおもいました。
他に物資はなかったのかいな。
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テーマ:映画感想
ジャンル:映画
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