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トゥモロー・ワールド(原題:Children of Men)

監督/アルフォンソ・キュアロン
出演/クライヴ・オーウェン 、ジュリアン・ムーア 、マイケル・ケイン 、キウェテル・イジョフォー 、
    チャーリー・ハナム 、クレア=ホープ・アシティー、他


【物語】
人類に子どもが生まれなくなった近未来(約20年後)。

いやもう、007にするかこれにするか迷った挙句に
“そーいや007モノって観たことないのに行ってもなぁ~”
な理由から選ばれた一作。

見事に大当たり。

以下感想文。ネタバレネタバレ

全体的にモノトーンの暗い画面。
子どもが生まれなくなったというだけではなく、
世界中で内乱などが起きて希望のカケラさえないのが
よく伝わりました。

世界最年少の男の子が亡くなって、
人々が打ちひしがれる中、物語がしずかに始まるかと思えば
次の瞬間爆破テロ。
今年あったばかりなのに、よくやったなぁ>舞台はロンドン。

主人公のクライヴ・オーウェンは元活動家で今は公務員。
そんな彼に、元妻(ジュリアン・ムーア)が接触する。
人類に残された最後の希望という、少女を伴って。

子どもがいない代わりにやたら動物が出てきます。
犬猫鳥といったオーソドックスなものから、なんで?というような動物まで。
そのなかで、主人公を拉致した組織の隠れ家(農家)にいた子猫の愛らしいことといったら
序盤ですでに暗い雰囲気をかもして、こりゃもう救いはないな
と思わせていた観客1名にたいし、
「これが最初で最後の癒し映像ね」と思わせるくらいの破壊力を持っていました。
人懐っこい子猫が、前足で主人公の足によりかかり、
挙句ジャンプして上った瞬間に「なんておいしい役なんだ」と思いましたから。

子猫一匹で行数費やしてしまいましたが。
他にもツッコミどころはあります。
2番目に名前が出ていたジュリアン・ムーアがおいこら待てな時にあれあれしちゃったときには
ネーム・バリューの恐ろしさを垣間見ました。

で、物語。
国家反逆罪みたいなことをしている組織の中でも
方針の違いから起きる諍いはあるわけで、
とにかく銃をぶっ放します。

そんな中で、元活動家で今は公務員で、気が付いたら指名手配されたけど
欲しいのは銃より足に合う靴なんだけど…
とひそかにアピールしているのに周りも自分もそれどころじゃないクライヴ・オーウェンが格好いいです。

そんな中、不法入国者の収容所で起きた銃撃戦が
たまらなく怖かったです。
軍隊と一部武器を持っている人との撃ち合いなのに、
武器を持っていない、諸手を挙げている人を無慈悲に撃ち殺し、
さらには武器を所持している人が潜んでいる場所を
手っ取り早くバズーカ(或いは携帯大砲。名前はよく知りません)を撃って
結局傷ついたり命を落としたり大切な人を亡くしたりするのは無抵抗な人なわけです。

ワンカットがやたら長いなぁと思ったのは、
飛散した血糊が画面から消えなかったとき。
銃弾飛び交う中、託された少女を追って建物に向かう主人公を追いかけるシーンが
長くて長くて…その合間に亡くなっている人の姿を見て
これっていまもどこかにある姿ではなかろうかなと怖くなりました。
その一方、いつ血糊が消えるのか注視していたつもりだったのですけど、
きがついたら拭き取られていました(見逃した)。

銃撃している人も、銃撃に巻き込まれている人も、
求めているのはやさしい世界なのかもしれないと思わせる
シーンが一瞬ありました。
そこでもう落涙。

いちばん、驚いたのはラスト近く。
クライヴ・オーウェンは運がいいのか…と思っていたら、
彼も子どもを守る一般人でした。

希望は最後まで残る映画ということで。

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テーマ:映画感想
ジャンル:映画
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