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第三の時効

横山秀夫・著/集英社文庫

読了。

やややややばいです。
既読の横山本の中でナンバー1かもしれない。
といっても、6冊くらいしか読んでいないです(巻末の著作リスト参考)。

そんな面白さ。

話題のF県警シリーズの第一作目。
なんで1作目から話題なんだーと思っていたら、
短編の連作だったのですね。

横山本はどれを読んでも、途中やめにすると
続きが気になって気になって仕方がないというのを、
通勤電車の中で改めて実感しました。

以下、短編ごとに感想文。ネタバレのオンパレード。
1話目の『沈黙のアリバイ』ですこんとやられる。
自供した被疑者が、裁判で否認に転じる話。
朽木班長を隊長と読み間違えたら、あんたさんの読書傾向が分かりますえ
と一人ツッコミしてしまう余裕はあるけれど
それでも面白い。

朽木班長は格好いいなぁで終わったと思ったら、
表題作『第三の時効』に登場・楠見班長にもっていかれました。
やばいよ。女嫌いの楠見さんがめたくそ格好いいです。
外堀を埋めて埋めて、最後に落としいれるやり口がたまらんです。
物語も、これがいちばん面白かった!
最後、うーわーとやられて。
この「やられた!」感が強い本と出会うことほど嬉しいことはないと思います。

『囚人のジレンマ』で、ひとくせもふたくせもある
朽木・楠見・村瀬の3人の班長に翻弄される上司・田畑課長が登場。
きっと、あの3人はとっても根性は悪いけれど、
田畑課長が大好きなんだワと阿呆な夢を見ながら読みすすめ(ちゃんと推理しろ)、
結末に「あ!」と驚く。

『密室の抜け穴』
本を読むと、本当にいろんな事を知ることができると思います。
イヌワシのお母さんは卵を二個、時間差で産むそうです。
先に孵化した雛は、まだ卵の兄弟をどうにかして巣から
落とすんだって。
その理由は…。

ここまで読むと、1~3班のがそれぞれメインで活躍する話を一通りやったので
次は誰が主役になるんだろうかなという気持ちでペェジをめくります。

『ペルソナの微笑』
若造くんが登場。といっても20歳後半。
横山秀夫の本だと、20代はまだまだ若輩者。

それでもって、次の話で楠見班長もいいけど笑わない朽木班長に
またやもっていかれる『モノクロームの反転』
殺人事件が起きて解決する話なのですけど(って全編それだし)、
困った事にこのトリック(というより理屈?)がさっぱり分からず終わる。


なにはともあれ、面白かったです。

解説を読むと、まだ続きを雑誌に掲載しているそうで
それらをまとめて単行本になる日を楽しみにしています。

その前に、行方不明の『顔 FACE』を探そう。
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テーマ:推理小説・ミステリー
ジャンル:本・雑誌
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