上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
緋色のヴェネツィア ―聖マルコ殺人事件 ―

塩野七生・著/朝日文庫

こうめびよりのひーさんが紹介してくださった本です。

毎度のことながら随分時間をかけて読了。

面白いです。

朝日文庫のコーナーを探すのが大変な本屋さんで
三部作の残り2冊を購入して帰った位に。

当初はいけるかなぁと思いましたが、
なんか読み出すとぐいぐい引き込まれていきます。

登場人物が魅力的なだけでなく、
舞台となるヴェネチアやコンスタンティノープルがまた魅力的な所為だと思います。

今回特に強く感じたのは、
書いている人の頭の中の具合はどうなっているんだろうと。

資料片手に書かれた物語ではなく、
ベースになった文献が一度塩野氏の頭に入って
いいかんじに醗酵・熟成されたものが
文章になって手許に届いたようなイメージ。

ものすごく読みやすかったから。
世界史に関する素養は皆無なのに、
ふつうに小説読んでいるんですもの。

なななな生意気なことを言ってすみません。
って、誰に謝っているんだ。

以下、内容に触れます。

サブタイトルの聖マルコ殺人事件で、
塩野さんて歴史を混ぜながら殺人事件も書くんだ。
探偵は誰だと能天気な事を考えて読み始める。

国家間の話は「?????」の嵐が基本なのですが、
今回はいい具合に面白かったです。

人物像もさることながら、
海ですよ、海!
海の色がたくさんあることを、知りました。

海といったらどんよりした色(汚染色)か、
沖縄で観た青すぎる海の色しか知らないので。

写真ではたくさん青い海・白い砂浜をみましたが、
この物語の海は、航海の途中で色彩をかえていくんです。
みてみたい!!

ゴンドラにも乗りたい!!(←映画「カサノバ」を観ても思いました)

ローマ人の物語を読んでも思ってしまった事ですが、
イタリアに行きたくなります。

最後に、怖いと思った文章を抜粋。

知る権利を要求するのは、
政府を信頼できない国民の言うことなのかもしれない。


ずっしりと胃に重く響きました。
スポンサーサイト
テーマ:読書メモ
ジャンル:本・雑誌
コメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。