上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
弟子
『山月記・李陵  他九篇』(中島敦/岩波文庫)より

電車の中で読了。
李陵のときといい、最後の数行で沁みます。
悲しさ度は、『弟子』が勝ります。

孔子の弟子・子路の話。
孔子といったら、「子曰く…」で始まる文章が有名。
その孔子に物申すみたいにやってきて、即日弟子入りした人。
坂本竜馬みたい。

師弟の問答は、受験生と専門家に回して、
ほのぼのとした二人のやりとりだけを楽しんで読みました。

個人的には、孔子が頭でっかちってだけじゃなくて、
喧嘩に強い子路よりも強いっていうエピソードが良かったです。
喧嘩を嗜むのに、必要ないから使わないってさ(曲解してます)。
格好いいですね。

以下、先生には提出できない感想文

多分、高校時代に読んでいたら
漢字の多さと言葉遣いの難儀さで話の内容はサッパリだったと思う。
(註があってもさっぱりだし、全部の註を読んでいるわけではないし。
インスピレーションを働かせて読めば何とかなる。授業じゃないし、テストないし)

読み始めてからの印象は、「お馬鹿な子ほど可愛い」。
最後の数行で深みにはまる。
どうやら私の中で、子路は永遠の少年のようでした。

「君子は衣冠を正して死す」

この下りで号泣(心の中でです。しかも実際の文章と微妙に違います)。
なんで死ぬんだ子路!

この言葉を叫ぶために、子路は孔子の弟子になったのかなぁと思う。
そして、彼の最期を知った孔子がとった行動を見て、
さらにかなしくなりました。

ずっと幸せに問答していて欲しかったと思うのは夢見すぎですか。

スポンサーサイト
テーマ:読んだ本。
ジャンル:本・雑誌
コメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。